Explanation
済州の代表的な祭りとして知られてきた'小正月野焼き祭り'が2013年から新たな姿で開催されます。まずは祭りの名称が'済州野焼き祭り'に変更され、開催時期も3月の二十四節気の一つ啓蟄(けいちつ)の週の金曜日から日曜日までになりました。
これにより2013年の第1回済州野焼き祭りは3月8日から10日までの3日間、'2013 無事安寧ヒーリング in Jeju'をテーマに涯月邑鳳城里のセビョルオルムで開催されます。
祭りの名称と開催時期を変更したのは、悪天候による祭り観覧の不便や、道路の凍結によるアクセス不良、計画されていた祭りのイベント運営の遅れ 、オルムへの火入れが困難になるなど、いくつかの問題点を解消していくために各界各層の専門家からの意見をまとめ、済州市観光祭り協議会で決定いたしました。
済州野焼き祭りは牛と馬など家畜の放牧のために中山間の草地の冬枯れの草を燃やして害虫を駆除するために晩冬から初春にかけて地区ごとに牧野地や野原に火を放っていた'パンエ'という済州の昔の牧畜文化を現代的な感覚に合わせて再現し、観光商品化した文化観光祭りです。
1997年に始まり2013年で16回目を迎える野焼き祭りは1999年の第3回目の開催をきっかけに済州の冬を代表する祭りとして知られるようになりました。その名声は全国に拡大し、国外にも知られるようになると2005年以降は8回に渡って文化体育観光部指定の祭りとして開催されいます。祭りの専門マガジンである'チャムサリ'でも'済州野焼き祭り'は昨年に続いて今年も全国行ってみたい祭り第1位に選定されました。これにより'済州野焼き祭り'は済州の新春を知らせる希望の祭りとして'2013 無事安寧ヒーリング in Jeju'の意味を含め、さらに多彩で華麗な企画で皆様をお待ちしております。
Infomation
旧正月15日野火祭りは、済州道北済州郡涯月邑鳳城里山59-8番地にあるセビョルオルムで開催されます。
セビョルオルムは南の峰を頂点に、小さい峰が北西方向に楕円を描いてうずくまるようにそびえており、西斜面に広く曲がって開いた馬の蹄型をした火口と共に、北斜面の麓には小さく掘られている小型の馬の蹄型の形をした火口がある複合型の火山灰の特性があります。
その規模は標高519.3m、地上の高さ119m、周囲2,713m、面積522,216uです。
済州道の約360あるオルムのうち、中間サイズに属するセビョルオルムは、「新星のように輝く」という意味で名付けられたが、曉星岳(または晨星岳)とも表記され、民間では「セベルオルム」とも呼ばれています。
特に、セビョルオルムは、高麗時代の崔塋将軍が牧胡を撃破する戦跡地として歴史的由来がある場所です。
旧正月15日野火祭りはこのセビョルオルム一帯の20万坪を舞台に繰り広げられますが、オルム火づけの場と付帯イベント会場がそれぞれ10万坪に上ります。セビョルオルムは西部観光道路べりのグリーンリゾート観光牧場入り口の西側の道路に面しており、済州国際空港から自動車で約20分の距離にあります。
Schedule
無事安寧の日(0308):綱引き、祈願祭、公演、大行進、アートショー
道民統合の日(0309):綱引き、済州語コンテスト、農謡公演、レーザーパフォーマンス、マルチメディアアートショー
希望起源の日(0310):綱引き、馬上馬芸公演、乗馬ダンス競演、国際交流都市の公演、野焼き
Photo